HOME > 施工実績 > バックナンバー > 「造形」vol.023掲載実績 > みやぎ生協 東日本大震災学習・資料室
今回はデザイン・設計をル・プロジェ、施工を小西造型が担当。また、みやぎ生協専務理事スタッフの五十嵐さんを中心に、展示物の企画構成や選定にも携わりました。「写真選びに時間を費やした」と五十嵐さんが話す通り、膨大な記録資料の中から吟味を重ねて展示内容が決まりました。
資料室はR壁になっており、音声ガイドを聞きながら見学できるようになっています。宮城県の被害状況をはじめ、みやぎ生協の被災、復旧までの道のり、被災地域への支援の様子を写真とパネルで紹介。現在進行中のプロジェクト「食のみやぎ復興ネットワーク」や防災への取り組みについても紹介しています。
中央には20名収容のシアタールームを設置。みやぎ生協の映像や震災関連のDVD資料を視聴できるようになっています。個人はもちろん、グループの研修・学習の場に活用できる貴重な震災資料室です。
東日本大震災を後世に伝える資料室をどのように造るか、小西造型の佐々木さんに相談しながらアイデアを練りました。R壁は人と人の輪を表現。震災のメッセージを伝えるために、展示する写真の大きさ、文字の大きさといったグラフィックもあれこれ考えて創りあげました。また、みやぎ生協様からアイデアをいただき、文化会館吹き抜けの円柱に、仙台近郊市町村の津波到達地点を表示しました。間近で見ると被害の甚大さを実感すると思います。
東日本大震災の実相と復興への取り組みを後世に残すことが責務だと思い、学習・資料室をつくりました。どなたでも自由にご覧いただける資料室です。研修や学習にもご活用下さい。
みやぎ生協文化会館1階にオープン。みやぎ生協の被災状況の記録をはじめ、震災直後から取り組んできた活動や復興支援活動、防災への取り組みなどを写真や映像、パネル等で紹介。シアタールームではみやぎ生協の映像記録のほか、震災関連のDVDを視聴できる。
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