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震災で店を失った閖上の名店「浜や」が長町に再建。
純和風の店内には大きく設えられたカウンター。
「お客様の顔を見ながら仕事ができるのがうれしい」と店主は語る。
今宵も美味しい魚とお酒にたくさんのお客様の笑顔が咲く。
津波ですべて流され、当初はただ茫然とするばかり。店の再建も全く考えることができませんでした。ですが避難所でたくさんの人に出会い、元気をもらううちに、もう一度店を開けたいと思うようになったのです。そんな時に出会ったのが小西造型さんでした。短い工期にもかかわらず、熱心に、親身に取り組んでいただき、無事2011年8月4日にオープンすることができました。今のお店はカウンターが広く、お客様の顔を見ながら仕事をすることができ、大変満足しています。
今後はおいしい魚介をお客さまに提供することで、閖上の復興の一端を担っていければと考えています。閖上の情報発信基地になれるようがんばります。
震災で多大な被害を受けたこと、そして多くの方の励ましでお店を再建したいと思うようになったことなど、お店にかける熱い思いを伺い、ぜひともお手伝いさせていただきたいと思いました。純和風な造りということで木の質感を大切に、そして、お客様の顔が見える店内にしたいということでカウンターの配置に気を配りました。震災の影響で職人の確保が難しく、その点については苦労しましたがなんとか納期に間に合わせることができました。
無事オープンできたときはホッとして、胸に熱いものがこみ上げてきましたね。非常にやりがいのある仕事でした。お手伝いできて本当にうれしく思います。
カウンター席は全部で14席。一人あたりのスペースが広く、ゆったりと寛げます。お客様との会話もはずみ、コミュニケーションも深まります。 |
人気の「海鮮ちらしあら汁付」(2,200円)。新鮮な12種類のネタが丼を彩ります。母体が魚屋だけに魚介の美味しさは折り紙つき。 |
オーナーの熱い思いを具現化し、寛ぎながらゆっくり食事のできる空間としました。
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