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杜の都の漢方薬局 運龍堂

被災地・雄勝の特産「雄勝石」が床を覆う、親しみやすい漢方薬局

震災で深刻な被害を受けた石巻市雄勝地区。その雄勝を元気にすべく、特産品・雄勝石の魅力を発信しようと発足したのが「NPO雄勝石復興プロジェクト」です。プロジェクトを率いるのは小濱さん。これまでJR東京駅に、小中学生たちが雄勝石で描いた富士山の絵を飾るなど、着実に実績を残してきました。そしてこの漢方薬局「運龍堂」もプロジェクトと深い縁があります。それまで大学院に在籍していた佐藤先生は、震災を契機に「人を支える仕事を」と決意。親交のあった小濱社長の勧めもあり、同薬局のオープンにいたったのだそうです。

「漢方薬局」と聞き、想像されるいかめしさは、ここにはありません。秋保の木工品やマクロビオティックの食材が陳列され、まるでセレクトショップのような雰囲気。そして床にはしっとりとつややかな雄勝石が敷かれ、落ち着きを醸しだします。この場所でなら、漢方がより身近に感じられることでしょう。

ひとり一人の病状をていねいに問診し、それぞれにしっくりと来る漢方を調合してくれる。また「初めての漢方勉強会」も随時開催。基礎知識を身につけることで、漢方をより有効に使えるようになるとか。

担当者コメント

第3事業部 部長 青木静子

毎回「お客さまの想いに忠実に」実現するため、お打合せには特に時間をいただいています。今回は、こちらの薬局に込められた想いや、その背景を理解した上で作業に取り掛かりました。一枚板のテーブルや棚、そして床の雄勝石を引き立たせるよう、シンプルさや落ち着きを意識しつつも“漢方薬局”からイメージされる堅苦しさを払拭する、明るく親しみやすい空間になったのではと思います。

SHOP REPORT

NPO雄勝石復興プロジェクト 代表 小濱裕美さん

当プロジェクトでは、雄勝の誇りである雄勝石を通じ、彼らの頑張りを全国に発信していくことが狙いです。薬局のオープンに際し、青木さんには設備の持込みを寛容に受け入れていただいた上、それにぴったりの内装を実現していただき、感謝のひと言です。

株式会社七彩 東京支店 制作部制作課 課長 野川 勉さん

当薬局では、漢方でも特に「煎じ薬」に力を入れています。高品質の生薬を、原典に基づいて調合した漢方薬ですから、安心して服用いただけます。また「医食同源」という考えの下、安全な食材や調味料も多く取り揃えていますので、ぜひ足をお運びください。

SHOP REPORT

JR東京駅丸の内地下南改札口外 東北復興への願いが託された、雄勝石絵『輝く』

まばゆいばかりの朝日に輝く富士山のデザインは雄勝石作家の齋藤玄昌實氏によるもので、原画を基に東日本大震災で被災した石巻雄勝町の150人の子どもたちが地元産スレートに一枚一枚着色し、東京駅構内に設置されました。復興へと歩む東北の人々を勇気づけてくれています。

株式会社小西造型では雄勝石絵『輝く』のショーケースの製作と展示を担当させていただきました。

杜の都の漢方薬局 運龍堂

アクセスマップ

  • 宮城県仙台市青葉区大町1-3-2 仙台MIDビル1F
  • 022-397-7538
  • 9:00~18:00
  • 日・月曜、祝日

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